狂言は、今から約600年前の室町時代に生まれました。
多くの演劇と異なり、大掛かりな舞台装置も使わず、
代わりに、演じる人の「声」や体の「動き」で登場する人物の
気持ちや物語などを表現するのが特徴です。
狂言には数多くの演目があり、話によって登場人物も様々ですが、
みな間抜けであったり失敗したり個性豊かで滑稽な人物ばかりです。
そんな昔も今も持ち続けている人間の愚をあえて
楽しく笑える演劇にしたものが狂言なのです。
言葉こそ難しいですが、声や動きでわかりやすく表現するので、
子どもたちにも楽しんでいただけるのではないかと思います。
狂言イベントでは、狂言師の方に簡単な物語を演じていただき、
動物の声真似や狂言の動作の体験も交え、観て・動いて楽しめる
内容をご用意しております。
このイベントを通して狂言の魅力や表現する楽しさ、昔の人の感性を
感じていただきたいと思っています。
狂言とは