「甘かった」この一言に尽きる東北訪問。物質的に復興しても心の復興は無い。

今回の東北訪問では、過去訪れた中で一番に辛く、悲しい経験となった。
私達の活動は、被災された方々を悲しませる為に活動しているのではないのに、今回の東北訪問では児童館の先生を悲しませてしまった。

悲しいのは私達だけではない。

一番に傷付いているのは東北の方々であるという事を忘れてはいけない。

津波の被害にあった南三陸町

「インタビューくらいなら…」児童館の先生に聞いたところ…

2017年6月、増上寺七夕祭り和紙キャンドルナイト2017」(2017年7月7日 実施)の企画の一部である児童和紙企画(※東北と東京の子ども達に、和紙にお願い事を書いてもらい、キャンドルとして灯す企画)に協力していただく為、宮城県塩竈市のある児童館に訪問した。

本来の目的は和紙にお願い事を書いてもらうことだが、もう1 つ来年2018年3月に行う「和紙キャンドルガーデン-TOHOKU 2018-」の企画の一部で、「被災者にインタビュー」という企画を考えていた。

震災から6年経った今の心情を、生の声で伝えたいと思ったからだ。
しかし、児童館の先生にインタビューをお願いしたところ、想像もしない答えが返ってきた。

先生の「私達には無理です」というメッセージに、私は言葉を失った

インタビューの依頼をした途端、それまでにこやかだった担当の先生の表情が強張った。
そして、少し間を置いて答えた。

「私達はインタビューをお受けすることが出来ません。〇〇児童館では、震災当時多くの子ども達が目の前で亡くなりました。なので、申し訳ないのですがお答えすることができません。」

言葉を失った。

大変失礼なことをした、という罪悪感が残った。

この活動を通じて多くの東北の方々とコミュニケーションを取ってきたが、こんな感情を持ったのは初めてだ。そこで、多くの命を奪った震災の惨さを痛感した。

…私たちは何のために東北に来ているのか。
…被災者を傷つける為に来ているのか。

自分達の活動の意味を見失ってしまった。

東北訪問で得たこの経験を繋げていく

この経験を経て、私は東北訪問をする度にこの塩竈市での出来事を思い出すようにしている。

この活動に携わる以上、また同じ場面が訪れる可能性がある。

被災者の方々は何を抱えているのか、
私達が出来ることは何か、
常に模索しながら、これからも被災者の方々とコミュニケーションを取っていきたい。

3年 加藤(男性)

東北3県125市町村、約2,500人の想いを灯す。
和紙キャンドルの幻想的な空間で、
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